センターについて
医療・福祉・リハビリがつながる、
成田の新しい介護拠点
国際医療福祉大学 成田老年医療福祉センターは、2025年に成田市に開設された介護施設で、特別養護老人ホーム「オルタンシア」と介護老人保健施設「オルタンシア」の複合施設です。地域と共に生活の発展をめざし、医療・福祉・リハビリの連携による質の高いケアを提供します。科学的根拠に基づく支援やICTの活用、職員研修、災害対策にも力を入れ、地域包括ケアの拠点として機能します。
センター長ご挨拶
国際医療福祉大学
成田老年医療福祉センター センター長
小島 太郎 (こじま・たろう)
KOJIMA Taro
介護老人保健施設オルタンシア 施設長
国際医療福祉大学 医学部老年病学教授
元東京大学大学院医学系研究科老化制御学講師、
元東京大学医学部附属病院大腿骨骨折ボード室長
日本内科学会認定指導医・総合内科専門医、日本老年医学会認定指導医・老年科専門医、日本認知症学会認定指導医・認知症専門医、厚生労働省認定臨床研修指導医
国際医療福祉大学 成田老年医療福祉センターは、日本の玄関口である成田の地で、2025年に新しく誕生した国際医療福祉大学グループの介護施設です。
当センターは主に2つの施設から構成されます。1つ目は、寝たきりや重度の認知症など、身体上または精神上著しい機能低下のある方を対象に生活ケアを提供する「特別養護老人ホーム」、2つ目は、医師・看護師・リハビリテーションスタッフなど多職種のメンバーが医療的ケアやリハビリを提供することで、施設入所が必要な状態から在宅復帰をめざすための「介護老人保健施設」です。当センターの大きな特色のひとつは、この2施設を連携させることで入所者の方々に対するリハビリテーションやケアの質を向上させられることです。
当センターでは、老年医学を専門とする医師や医療スタッフの指導のもと、入所者の身体的・精神的な機能を細かく評価し、それぞれの方に適した治療やケアを計画し実践することを何より大切に考えております。また、隣接する国際医療福祉大学成田病院との密接な連携のもと、必要に応じて迅速かつ侵襲的な治療を受けられる体制を整えております。
国際医療福祉大学や同成田病院と連携しながら最新の知見を取り入れ、系統的な職員研修を実施するほか、ICT技術(※)の活用、さらに介護研究の遂行なども行ってまいります。
職員一同、入所者の皆様に心からご満足いただけるサービスのご提供と、要介護高齢者の方々の生活の要の場として、この地域とともに発展していくことができますよう貢献してまいります。
※ICT:Information Communication Technology/情報通信技術
国際医療福祉大学成田病院・成田リハビリテーション病院との連携
成田市内にある国際医療福祉大学・高邦会グループの3施設が互いに連携しながら、急性期医療から回復期、さらには高齢福祉まで、お一人おひとりに必要な医療やサービスをご提供し、円滑にサポートします。地域住民の皆様が安心した生活を送れるよう、グループ全体で地域包括ケアに取り組んでまいります。
国際医療福祉大学成田病院
当センターに隣接する国際医療福祉大学成田病院は、急性期病院として高度な医療機器を備え、国内外からの患者様に先進医療を提供する国際的な拠点病院をめざしています。ほぼすべての診療科がそろい、国際臨床感染症センター、がん放射線治療センター、国際遠隔診断センターなどの先進的なセンターや診療部門と独立した検診棟に国内最大級の予防医学センターやプール・ジムなどを完備した健康増進センターを開設しています。地域医療への貢献とともに、学生の臨床実習を受け入れる医育医療機関としての役割も果たしています。
国際医療福祉大学成田病院
医療法人社団 高邦会(千葉)
成田リハビリテーション病院
「森の病院」として知られる成田リハビリテーション病院は、リハビリテーションに特化した高度専門職や良質な医療スタッフが連携し、脳疾患や脊椎・脊髄疾患、関節置換術後などの運動器疾患などの方々へ、回復期のリハビリテーションを行うための専門病院です。成田国際空港からほど近い場所に位置する、緑豊かなゆったりとした療養環境で、集中してリハビリテーションに取り組み、早期の社会生活への復帰をめざします。
医療法人社団 高邦会(千葉)成田リハビリテーション病院
基本方針・運営方針
基本方針
「地域と共に生活の発展」
私たち成田老年医療福祉センターの職員は、「地域と共に生活の発展」をめざし、国際医療福祉大学グループや地域社会と連携しながら、ご利用者だけでなく、その家族やセンターにかかわる人々に対して、その人らしい安心した生活を送れるよう支援する施設を形成していきます。
運営方針
- 人生を尊重したケア
人権尊重だけでなく、一人ひとりが紡いできた人生そのものを尊重し、安心あるケアを提供する施設をめざします。 - 地域社会との連携推進
施設内のサービスだけでなく、地域にある社会、医療、福祉サービスとも積極的に連携し、地域包括ケアシステムを積極的に推進する施設をめざします。 - 科学的ケア・リハビリテーションの実践
国際医療福祉大学グループと連携し、エビデンスのあるケアおよびリハビリテーションサービスを実践し、在宅復帰、在宅支援も積極的に実施しながら、地域に必要とされる施設をめざします。
また、研究や職員研修にも積極的に取り組み、サービスの質の向上にも努めていく施設をめざします。 - 健康・医療的ケアの強化
国際医療福祉大学の医療および地域医療と連携し、ご利用者の健康維持など医療面のサポートも十分な体制を整えます。
また、万全の感染対策を行い、感染症に罹患しても、安心した環境のもとで生活を続けられるよう支援できる施設をめざします。 - 自立支援とリハビリテーション
急性期・回復期病院からの切れ目のないリハビリテーションの提供、先進的な知識と技術の積極的導入による個別のニーズに応じた最適な支援を実現します。
また、生活期リハビリテーションとしての機能回復、日常生活活動や社会参加など、生活の質の向上ならびに自立の促進をめざします。 - グローバルな視点で介護の次世代を創出
国際医療福祉大学グループと連携して、国内外の介護にかかわる人材育成を推進すると同時に、成田の地の利を生かし、介護を通じた国際交流の拠点をめざします。 - 持続可能な発展
時代の変化にあわせてICT機器等を積極的に導入し、ご利用者の安全確保と職員の業務負担軽減をめざしていきます。
また、災害対策にも力を入れ、自然災害時でも安定した運営を継続できる施設をめざします。
沿革
2025年4月
国際医療福祉大学 成田老年医療福祉センターに、特別養護老人ホーム「オルタンシア」、介護老人保健施設「オルタンシア」開設
2025年3月
竣工までの記録