けやきだより「新宿けやき園 開設15周年記念会」

さあ、いよいよ開設記念会の開催です。この日のために行事委員会が準備をしてきました。
施設長から祝辞を頂きました。

施設長コメント

当園は2008年6月に開設しました。当時の新宿区の高齢化率年度は18.4％で、都内でも高齢化率は低い区でした。その中で施設が開設し今日開設15年を迎えることとなりました。これもひとえに、施設運営に携わってきていただいた関係者皆さまのご尽力のおかげと感謝申し上げます。

  当施設は開設当初より施設理念として
〇お一人おひとりの個性を大切にし、その尊厳と人間性の尊重
〇安らぎのある、ともに暮らせるふれあいの場の提供
〇地域コミュニティとの強い絆づくりを積極的に行う
〇グループ総力をあげた保健・医療・福祉・教育サービスの充実
の4つを掲げ、この15年間地域に密着して施設運営を行ってきました。

  しかし、2020年にコロナウイルスのパンデミックにより、施設運営にも大きな影を落としました。様々な行動の制限、地域とのつながりの停止、そして家族とのつながりも制限せざるを得なくなり、想定外の運営を強いられました。
  ただ、感染対策の徹底やワクチン接種の広がりもあり、2023年5月には感染症法上の5類となり、様々な制限が撤廃され通常の生活が戻ってきている状況です。当施設においても7月から居室での面会実施やボランティアの受け入れを開始するなど、以前の施設運営に戻していき、安心して入所生活が送れるよう努力してきます。
  2025年度以降新宿区は急速に高齢化率が高くなるといわれています。けやき園としましても、この地域に必要となるべき施設として、職員一同邁進してまいります。改めて関係者の皆様には変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。

 2023年6月1日
 新宿けやき園　施設長　室岡真弘

ご挨拶の後は、二胡演奏グループ悠弦の皆様による演奏会の始まりです。知っている歌ばかり、皆で大合唱になりました。

 1、蘇州夜曲
 2、花は咲く
 3、見上げてごらん夜の星を
 4、ふるさと

終了後は「アンコール！」の声が…
続けて少年時代も演奏してくださいました。

今回の看板作りには、入所者様4名に文字を記入して頂きました。堂々とした揮毫で、立派な看板が出来上がりました。
この15年は様々な出会いと別れがあり、あっと言う間に過ぎていったように思えます。
今後とも、新宿けやき園をよろしくお願いします。