2丁目障がい者支援施設では、東京都介護ロボットモデル事業として、介護ロボットの導入を試みています。今回プレゼンテーションを受けたのは、移乗用介護ロボット その名も「SASUKE」!!
どうして「忍」のような名を冠しているのかわかりませんが、「ベッド→車椅子」「車椅子→ベッド」の移乗を安全に負担なく行える優れもの。
みんなが安全に使えるようになれば、介護職員の腰痛の悩みも解決できるでしょうか。
SASUKEはハンモック吊り下げ型の移乗マシーン。
利用者様の身体に合わせて特殊な布のハンモックをセットします。
手を巻き込まないようカバー付きの配慮。「安全に」「楽に」がモットーです。
少し動かすだけで、お姫様抱っこをしているように身体を持ち上げます。
安定して浮いていますね。
軽い力でスイーっと動かしてから車椅子へ移乗。全くと言っていいほど力は要りません。
あとは微調整をして、きちんと座ることができました。
利用者様によってお身体のバランスや手足の硬さ、車椅子の形状等は異なりますが、道具を使い、工夫することで介助者と利用者様双方の負担を少なくすることになります。
職員によっては、ロボットを使用することに抵抗がある方は少なくありません。
確かにロボットを使用するより、人の手で移乗した方が速いかもしれません。
しかしながら、自分の身体を労わりつつ、身体と相談しながら介護する介護職員の腰への負担は甚大なもの。
少しでも軽減できるよう、また、利用者様を移乗する際の安全性の向上を目指し、介護ロボットの活用と普及を試みていきたいと思います。