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けやきだより 8月「作業療法士の日々の検討・挑戦をご紹介します」

今回の記事は作業療法士が担当です!新宿けやき園の施設長も作業療法士です。
そんな施設長が日々口にされている言葉は『team work』。
利用者様の求め・願望の実現や問題解決において、職種間の連携は欠かせません。
“作業療法士=リハビリをする人“というイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、介護職員と作業療法士が普段どのようなことを検討・挑戦しているのか、一部を紹介させていただきます。

ケース1『今までストレッチャー浴だったけれど、個浴(一般浴)も試してみたい』

ある利用者様について、トイレ誘導を試み始めてから月日が経ち、動作も安定してきたので、介護職員から今度は個浴に挑戦してみたいという相談を受けました。
まずはシミュレーションを行い、実際の介助場面も同席して動作を確認しました。ご本人は怖がられることなく、無事に入ることができていました。
当日入浴介助を担当した職員は男性であったため、他の女性職員も実際にやってみて、できそうかどうかをユニット内で相談してもらうようにお話しました。
ご本人の能力だけでなく、職員の負担や安全面も判断材料にしています!

ケース2『ユニットのお好み焼きパーティーで、○○さんにも提供したい』

あるユニットから、こんな相談を受けました。 経管栄養(胃ろう)を使用している方だけど、食べることが大好きだったので、ちょっとでも楽しめないか?というものです。 唾液はうまく飲み込める力をお持ちでしたので、今回は唾液と一緒に飲み込めるように、焼いたお好み焼きをブレンダーでトロトロにすることを提案させて頂きました。
提供時はマウススポンジに少量乗せて慎重に…でしたが、「おいしい!」の一言が聞かれると職員みんなで拍手!
その日の夜も「それはとてもとても美味しかったわよ~」ととっても嬉しそうにお話されていたそうです!私たちも、とっても嬉しい♪

利用者様の笑顔が見たい!という気持ちを大切に、職種問わず、どんな小さなことでもコミュニケーションを大事にしています!