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けやきだより 5月「50代・60代の介護職からの贈り物」

新宿けやき園は、2月24日から緊急事態宣言を経て、今日までご家族の方々の面会を制限して参りました。この間のご家族のご協力に対し、厚く御礼申し上げます。
引き続き、国・東京都の指針に沿いながら新宿けやき園としての対応をご家族にお伝えし、ご利用者様の健康をお守り続けていきます。
今後とも、ご理解・ご協力を頂きたくお願い申し上げます。
新宿けやき園 施設長 杉原 素子

50代・60代の介護職からの贈り物

新宿けやき園には、今の仕事(介護職)に就く前に他の仕事に就き、様々なきっかけを通して、介護職に転職した50代・60代の社会人経験者たちが働いています。介護職に転じたきっかけは、親の病気や介護、会社の人員整理、正社員ポスト探し、高齢者支援から障害者支援への転換等それぞれです。

現職場で役立つ前職の知識や技術は、「上司が考えていることが多少理解できる」、「自分の思い通りにならないことを組織や人間関係の状況を考慮し、ある程度我慢できる」、「迅速な対応」、「情報の共有」、「円滑なコミュニケーション」、「長年の知識や経験に基づくその人に合った介護」等を挙げてくれました。

また、共に働く若い同僚たちへのアドバイスとしては、「自分を成長させるために、スキルアップを目指そう」、「穏やかで、ゆったりした職場の雰囲気づくりをこころがけよう」、「限られた時間内で熟さなければならい仕事ではあるけれど、とにかく焦らずに」、「自分が、同じことをされたらいやだと思うことは、しないように」と、具体的に語ってくれました。

そして、「肉体面も頭脳面も若い者達にはかないません。少しでも若い者たちに役に立てるように頑張ります」と、まことに謙虚な言葉をもらい驚きました。この言葉に込められた控え目、つつましさこそ社会経験豊かな先輩たちからの大切なメッセージなのかもしれません。

※記事の内容と写真は関係ありません