栃の実荘は、2019年4月13日(土)~14日(日)の2日間で、2月末に竣工した、新施設への引越しを完了しました。
栃木県那須塩原市井口533-20
構造:鉄骨造2階建
敷地面積:5,518㎡
延床面積:6,099㎡
・特別養護老人ホーム 定員102名(既存52名、増床50名)
・短期入所 定員 20名(既存10名、増床10名)
・通所介護 定員 40名(既存35名、5名増)
・訪問介護
・居宅介護支援事業所
・地域包括支援センター
新施設の特別養護老人ホームでは、多床室でありながら、ベッド間を仕切ることで、ほぼ個室と同様の居室環境を実現しました。さらに、現在の介護手法の主流となりつつある、ユニット型の個別支援手法を取り入れる試みとして、入所者様20名を1ユニットと捉え設計しました。
このように、新施設では、従来型多床室と個室ユニット型のメリット双方を取り入れた、新しい支援手法に取り組んでいくこととしています。
<4床室 入口> | <個室> |
約20名をグループとし活動できるようにした従来型多床室です。ユニット毎に食堂・リビングの共有スペースを設けご入所者間の交流が図りやすくなり、お一人おひとりの状況に応じた個別ケアの提供が実現できます。 |
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<ユニットのリビング > (食堂 兼 機能訓練室) |
入浴の質および環境を重視するため、約40人の入所者様に対して、特浴・中間浴・個浴を設置し、お一人おひとりの状態に応じて対応できる設計としました。また、浴室を3箇所設置することにより、旧施設で実施していた、原則、1人当り週3回の入浴を継続したいと考えております。
<個浴およびリフト浴> | <特浴> |
<デイサービス浴室> デイサービスについては、照明も落ち着いた雰囲気とし、 落ち着いて温泉に浸かっていただけるように仕上げました。 |
邦友会が運営する、国際医療福祉大学 西那須野キッズハウスとは、園庭を挟んで隣接する場所に新しい栃の実荘は位置しています。更には、園庭を囲む渡り廊下で、雨に濡れることなく、両施設は行き来できる構造としました。栃の実荘のご利用者様と、キッズハウスの園児達の世代を超えた交流が、それぞれの生活の中に、何らかの活力や、良い影響を与えてくれるのではないかと、私達も楽しみにしています。
また、今後も、新しい栃の実荘については、随時ご紹介していきたいと思いますので、今後とも、栃の実荘をよろしくお願い申し上げます。